2012年 01月 23日
ムーミンの! |
赤い缶にムーミン一家の柄が付いている、シナモンクッキー!
昨日のarcoライブに、小森さんと一緒に来てくれたアヤちゃんが、
「横浜のお土産ですー」と、下さいました。
これは!私が好きだった挿絵のひとつです。
ミムラねえさんが、ちびのミイを抱っこして水の中を歩いています。
ちびのミイの小ささが良くわかりますね。
家に帰って、この場面が出てくる本を探しました。タイトルは分かっているのですが、
私は小~中学生の頃、本の背表紙の色がまちまちなのが気に入らなくて、持っている
全ての文庫本にクラフト紙でカバーを付けて背表紙に茶色の色鉛筆でタイトルを書き、
本棚にズラーっと並べていたのです。
それが、10年、20年経ち、もともと茶色っぽかった紙がどんどん茶色に変色し、
色鉛筆の字はあせてきて、一体何と書いてあるのかほとんどわからなくなったにも
拘らず、何となくそのカバーを外す事なく今もそのままなので、昔の本は探すのに
非常に苦労するのです(どんな状態かというと、こんな)
・・・が、見つけました。
「ムーミン谷の夏まつり」の一場面です。
これは、ムーミン谷が洪水に襲われ、一家が避難して離ればなれになり、
さまざまな経験をした後、再びみんな揃って家に帰るというお話です。
このクッキーの缶に描かれている場面は最後の方、みんなが家に向かって
歩いて行くところ。
私はこのお話の一番最後の文章がとてもとても好きでした。
「・・・ママが玄関の前にこしかけて、まっています。
手になにか持って、にこにこしていました。
『これ、なんだかあててごらん!』
と、ムーミンママがいいました。
『小さなボートだ!』
ムーミントロールは、そういってわらいました。べつに、おかしいことが
あったからではありません。とてもとてもしあわせに感じたから、
ただわらったのでした。」
ただそこに、みんながいることのしあわせ。
児童文学は、ときにとてもやさしい言葉で、いちばん大切な事を教えてくれます。
説教ではなく、押し付けでもなく。
こどもがこどもでいられる間だけの、幸福。
おとなになっても、気持ちひとつで楽しく、気楽に生きられる。
ムーミンシリーズを開く度、そのことを思い出します。
アヤちゃん、いつもありがとね!
昨日のarcoライブに、小森さんと一緒に来てくれたアヤちゃんが、
「横浜のお土産ですー」と、下さいました。
これは!私が好きだった挿絵のひとつです。
ミムラねえさんが、ちびのミイを抱っこして水の中を歩いています。
ちびのミイの小ささが良くわかりますね。
家に帰って、この場面が出てくる本を探しました。タイトルは分かっているのですが、
私は小~中学生の頃、本の背表紙の色がまちまちなのが気に入らなくて、持っている
全ての文庫本にクラフト紙でカバーを付けて背表紙に茶色の色鉛筆でタイトルを書き、
本棚にズラーっと並べていたのです。
それが、10年、20年経ち、もともと茶色っぽかった紙がどんどん茶色に変色し、
色鉛筆の字はあせてきて、一体何と書いてあるのかほとんどわからなくなったにも
拘らず、何となくそのカバーを外す事なく今もそのままなので、昔の本は探すのに
非常に苦労するのです(どんな状態かというと、こんな)
・・・が、見つけました。
「ムーミン谷の夏まつり」の一場面です。
これは、ムーミン谷が洪水に襲われ、一家が避難して離ればなれになり、
さまざまな経験をした後、再びみんな揃って家に帰るというお話です。
このクッキーの缶に描かれている場面は最後の方、みんなが家に向かって
歩いて行くところ。
私はこのお話の一番最後の文章がとてもとても好きでした。
「・・・ママが玄関の前にこしかけて、まっています。
手になにか持って、にこにこしていました。
『これ、なんだかあててごらん!』
と、ムーミンママがいいました。
『小さなボートだ!』
ムーミントロールは、そういってわらいました。べつに、おかしいことが
あったからではありません。とてもとてもしあわせに感じたから、
ただわらったのでした。」
ただそこに、みんながいることのしあわせ。
児童文学は、ときにとてもやさしい言葉で、いちばん大切な事を教えてくれます。
説教ではなく、押し付けでもなく。
こどもがこどもでいられる間だけの、幸福。
おとなになっても、気持ちひとつで楽しく、気楽に生きられる。
ムーミンシリーズを開く度、そのことを思い出します。
アヤちゃん、いつもありがとね!
by alabonnemaman
| 2012-01-23 00:57