2012年 05月 05日
パイナップルと梅の粉 |
こちらは、先日シュークリームを作りに来た息子のお友達が
お土産にと持ってきてくださったものです。
彼のお母さんは台湾人、お父さんは日本人のハーフなのですが、
これは、台湾の梅干し(と本人は言っていましたが梅漬け?)だそうで、
良く見ると「鳳梨梅」と書いてあります。
後ろを見たら、「珈琲梅」「紫蘇梅」「烏龍茶梅」などと書いてあるので、
いろいろな味があるようですが、「鳳梨」って何だろう?
食べてみると、甘酸っぱくて、特に何の味、という感じはしません。
後日ネットで調べてみたら、「パイナップル」のことでした!
それにしてもパイナップル味の梅?なんだか不思議で、もっと色々
見てみたところ、台湾では道端や観光地などのあちこちで、生のパイナップルを
切って売っていて、それを食べる時に「梅干の粉」というのがあって、現地の人たちは
それを振り掛けて食べるのがとてもポピュラーなのだそうです。
それって・・・「スイカに塩」みたいな、お互いに引き立てあう組み合わせという
ことなのでしょうね。
でも、パイナップルに梅を合わせようと最初に思ったのは誰かしら?(笑)
私は梅もパイナップルも好きなので、現地で試してみたいなあと思いましたが、
意外と保守的なシェフは、「ダメダメ、俺そういうの絶対ダメ」と言っておりました。
そう・・・シェフは結構ああ見えて小心者で、この前壬生のSさんにも、
「出光くんはシティーボーイだからなあ」と冷笑を買っておりました(笑)。
このパイナップル味梅干しの話を、先日来て下さった常連のAさんが、「パパが
タイに行っていて留守でなので、女3人で食事に来たのよ(ママと、娘さん2人)」、
とおっしゃるので、ちょうど熱い国つながりでしたところ・・・
Aさんのパパは、以前やはりどこかの国から、かの有名なドリアンを
持ち帰ってきたことがあるそうで、あれはあの強烈な匂いがしてこないと熟したことに
ならないらしく、冷蔵庫にいれてしばらく置いておいたら、いよいよ匂ってきたので
食べたけどやっぱりおいしくなかったし、それはそれはひどい匂いが部屋中に
充満して大変だったという事でした。
あのドリアンという果物の匂いは、ほんとうにひどいらしく、観光客がホテルに
持ち込んでガス漏れと勘違いされ、大騒ぎになったこともあるとか・・・
今は飛行機やホテルのほとんどはドリアンの持ち込みは禁止されてるという
お話でした。
それにしてもあのドリアンを持ち帰ろうとか思う時点で、Aパパの
チャレンジ精神に脱帽です。
見た目は紳士で、とてもやさしいパパなのに・・・シェフとは正反対(笑)
ご当地ならではの食べ物と言えば、先日チカちゃんが送ってきた串カツの絵葉書・・・
串カツが大阪名物、位は何となく知っていましたが、絵を見ていて
謎に思ったことがあり、これもパイナップル梅と一緒についでに調べてみました。
この、左上の「二度漬け禁止」という文字、なんなのだろうか?と!
そうしたら、串カツに付けるソースは、共同で使うので、一度口に入れたカツを
もう一度ソースに漬けてはアカンよ、という事で、大阪の大抵の串カツ屋さんでは
この文字を看板などに書いてあるそうです。
日本国内でさえ、知らないことだらけなのですから、世界ではもっともっと
不思議だな、面白いなあと思うことがあるのでしょうね。
そう言えば昨日届いていた葉書が、私の高校時代の友人の引越しの
お知らせで、ご主人のお仕事の関係で、前回は台湾(なぜか台湾ネタ多し)に
数年行っていて、ここのところは日本で暮らしていたのですが、今度は
インドに3年ほど行くことになったとの事。
彼女のあだ名はしゃかぶん、何故かと言うと、小学生の時、彼女の頭に
ハエが止まって、手をしゃかしゃか、とやってからぶ~ん、と飛んで行ったのを
目撃され、その時から40になる今まで彼女はずーっとしゃかぶんで通って
いるのです。そんなユーモラスでバイタリティー溢れる彼女のことですから、
きっとインドの生活も、楽しんでしまう事でしょう。
いつかインドの激レア話も聞いてみたいものです。
by alabonnemaman
| 2012-05-05 02:46